市民グループ「住民投票立法フォーラム」、「真っ当な国民投票のルールを作る会」は、この数年間、住民投票及び国民投票に関する貴重な情報の収集、発信を担うと同時に、直接民主制の意義やあるべき姿について、積極的に主張してきました。しかしながら、財政的な困窮やスタッフ不足などの事情から、「立法フォーラム」は06年8月に解散し、「真っ当な・・」も年内に解散することになりました。 住民投票の制度不備が未だ是正されず、改憲の是非を問う国民投票の実施が政治的日程に上っている状況の中、こうした市民グループが姿を消すことは、わが国における直接民主制の活用に深刻な影を落とす──そう考える方々より、この間、「何とかならないのですか」といった電話やメールを数多く頂戴しました。 こうした声に後押しされる形で、「市民主導による国民投票・住民投票の制度設計、民主的活用を促す」ことを目的とした新たなグループを創設することをめざし、10月以降、「運営委員」のページで紹介している人々に協力・共同を要請しました。その結果、06年11月末までに北海道から沖縄まで30人を超す方が、会の運営を担う特別の会員になる意思を表明してくださり、12月12日にこの[国民投票/住民投票]情報室が発足することになりました。 繰り返しになりますが、この会の活動目的は、「市民主導による国民投票・住民投票の制度設計、民主的活用を促す」ことです。決して改憲あるいは護憲のための運動体ではありませんし、「空港建設」や「市町村合併」など自治体において争点となっている案件について、会として特定の政策に賛否を表明するようなこともしません。ただし、当然のことながら、会員が個人としてどういった主張をするかは自由であり、会が個々人の言動を制限したり、干渉するようなことは一切しません。
まず、「情報室」という名前の通りできる限り有用な情報を収集し、ホームページを通して多くの方に向けて発信することが基本だと考えています。それで、会のスタートに際して、「住民投票立法フォーラム」及び「真っ当な国民投票のルールを作る会」が、これまでに収集し蓄積した情報資産を[国民投票/住民投票]情報室に移します。これは情報資産の移行であり、組織の継承でも合併でもありませんので誤解のないように。 こうしたコンテンツを盛り込んだホームページを立ち上げ、ひと月に2回定期更新し、必要があればそれとは別に更新します。なお、運営費を確保するために「住民投票/実施・拒否をめぐる動き一覧」など、いくつかのコンテンツは会員に限って閲覧できるようにします。 こうした情報の収集発信とは別に、本会がシンポジウムを開催したり学習会に講師を派遣したりする活動も行ないます。また、あるべき制度や法律について、会として具体的な提言を行なったりもします。 それから、例えば国民投票が実施される国(現地)に足を運んでの調査活動も実現させたいと考えています。(05年のフランスのEU憲法批准をめぐる国民投票の際、「真っ当な・・・」のメンバーが現地調査を行ない成果を収めています)
会員は会の運営について具体的な要望や提案を出すことができますし、会員しか閲覧できない貴重な情報を得ることもできます。そうした特典は無用という方でも、ぜひ会の設立趣旨をご理解いただきサポーターとして会員になっていただければ幸いです。なにとぞ宜しくお願いします。 なお、会の方針やホームページの編集に関する決定権は「運営委員」にあります。会の事務局は「運営委員」の多数意思に反することのないよう、会の活動のリード役を担います。 今後、「運営委員」になることを希望される方は、1人以上の「運営委員」の推薦を得て入会手続きを行なってください。もしおつきあいのある「運営委員」がいないということでしたら、事務局に申し出てください。